UPIX CO,.LTD


I'm sorry. This page is only Japanese.

【第67回】生態生薬研究会

生態生薬学における太陰病編

2019年最初の生態生薬研究会を2月10日に開催致しました。
毎年2月は笠井先生の講義の後、イタリアンレストランで新年会を行っております。
今年も『FBCフォーラム』で講義を聞いて、隣のレストラン『キッチン・イシガキ』で新年会が開催されました。


さて、今月から太陰病のお話になります。六病では陽証から陰証へと症状が変わってくるところです。
笠井先生はまず『陰』の字を解字して、陰という字がどれだけ2という数にこだわった字であるかを解説していました。そして太陰病とは下焦にものがいっぱいになっている状態であるとお話されていました。下半身にいっぱいものが詰まっているということは、飲み過ぎ食べ過ぎであるのに運動はそれほどしないので便秘などになった状態と考えられ、それを解消するためにわざと下痢を起こしたり、食べ物を食べても戻してしまうのだと考えます。
これらの原因も皮膚蒸泄の低下や熱代謝の異常が要因であり、その改善のために必要な生薬である生姜と乾姜について詳しくお話されていました。
後半は太陰病の適応処方のお話で、傷寒論に掲載されている桂枝加芍薬湯や桂枝加大黄湯や太陰病でよく処方される健中湯類を詳しく解説していただきました。


講義の後は場所をイタリアンレストラン『キッチン・イシガキ』に移して新年会を開催いたしました。
美味しいイタリアンとワインでお料理やお飲み物を堪能しつつ、参加された皆様で懇親を深めあっていただいたことと思います。

生態生薬研究会は1月と8月以外の毎月、第2の日曜日に開催しております。初めてのご参加でも無理がなく聴講頂ける内容になっております。少しでもご興味を持って頂けたのなら是非ご参加下さい!


《関連リンク》
笹塚薬局
KITCHEN ISHIGAKI
研究会に参加できなかった方に朗報!
今までの生態生薬研究会の模様をDVD化して販売いたしております
ご都合により参加できなかった方やもう一度講演を聞きたい方は是非ご購入下さい。
DVDの購入はこちらからお申し込み下さい。

↑Go to top