UPIX CO,.LTD


I'm sorry. This page is only Japanese.

【第59回】生態生薬研究会

臨床に直結する繁用処方解説

新年度となる4月。快晴にも恵まれて心を新たに、4月の生態生薬研究会を開催致しました。

今回テーマは『臨床に直結する繁用処方解説』です。興味深いテーマであった為、様々なエリアからの御参加を頂く事が出来ました。


この日の講義は桂枝湯に配合されている芍薬を話題にして始まりました。

「例年ですと3月くらい、梅が咲く頃。ガリンと云う硬い芽が地面から突き出て、割れて、アスパラガスの様な状態になります。大体、桜が咲く1ヶ月間をその状態で過ごします。そこから、先が割れて伸びて、蕾が付く、と云うのが例年のパターンです。ところが今年、冬が寒かったでしょう。寒いと、アスパラガスにならないんです。ガリンが割れた途端に、今もう蕾が出来つつあると云う初めて見るパターンです。1ヶ月アスパラガスでいる状態がなくて、ちょっとびっくりしました」

とても興味深い芍薬のお話に続き炎症に関する4つの特徴、更に大棗と酸棗仁の違いなど、繁用処方の代表である桂枝湯について講義して頂きました。


後半は、臨床に直結する繁用処方解説として葛根湯からお話し頂きました。

「葛根湯の主役はカッコンです。葛根湯は、古典落語の葛根湯医と云うのが有名ですね。頭が痛いなら葛根湯。お腹が痛いなら葛根湯。腕が痛い、腰が痛い全て葛根湯。葛根湯は何でも効くと言う、いい加減な医者だと思われるかも知れませんが。実は、葛根湯は入っている生薬の組み合わせ比率を変えるだけで、どの症状にも効かせる事が出来ると知っておいて欲しいのです」

葛根湯を解説頂いた後は、麻黄湯や小青竜湯に関しても仔細な説明をして頂きました。


講義後は3月7日から開催した三七の日キャンペーンの抽選を行いました。

最優等三七人参540が3名に当たる大チャンス!

この日は、生態生薬研究会に御参加頂いた方の中に当選者様がおりました。更に研究会へ御参加頂いた方々限定の抽選会も重ねて行いました。参加者様への抽選品には『最優等三七人参540』と『純国産冬虫夏草 仙壽』を用意致しました。

抽選くじを引いて頂いた笠井先生を交え、当選者様と記念撮影!

当選された皆様おめでとう御座います!!

生態生薬研究会は1月と8月以外の毎月、第2の日曜日に開催しております。初めてのご参加でも無理なく聴講頂ける内容になっております。少しでもご興味を持って頂けたのなら是非ご参加下さい!


《関連リンク》
笹塚薬局
研究会に参加できなかった方に朗報!
今までの生態生薬研究会の模様をDVD化して販売いたしております
ご都合により参加できなかった方やもう一度講演を聞きたい方は是非ご購入下さい。
DVDの購入はこちらからお申し込み下さい。

↑Go to top