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【第51回】生態生薬研究会

生態生薬学における生姜・乾姜・CO2の考え方

まだまだ肌寒い3月の第2日曜日。勉強会の会場は再びエッサム神田ホールへと戻り、いつもの生態生薬研究会が始まりました。


前半の講義では先月の続きとなる柴胡剤から、お話頂きました。

「例えば高血圧の患者さんがいらしゃった時に皆様、柴胡剤は何を使いますか。大体、柴胡加竜骨牡蛎湯と大柴胡湯で悩むと思います。では何が違うと思いますか。決定的な違いがあるのですよ」

その決定的な違いとは生姜にあると語る笠井先生。ここから先の講義は生姜と乾姜を軸とし、生態生薬学ならではの見解で、似て非なるこの二つを解説して頂きました。


後半は理中丸の解説から始まりました。

「傷寒論、金匱要略を読むと理中丸が色々なところで出てきます。大塚敬節先生の漢方の臨床にも書いてありますが。理中丸の副作用としてむくみがあります。だから理中丸を使い続けると、むくみによる水分で皮膚が塞がってしまいます。そうなると熱が体内に溜まります。その結果かえって症状が悪化してしまうのです」

では、理中丸によるむくみをどう解消するべきなのか。そのテクニックについても、笠井先生にはしっかりと講義して頂きました。

更に先生の講義はCO2の話題へと展開していきます。

生態生薬研究会は1月と8月以外の毎月、第2の日曜日に開催しております。初めてのご参加でも無理がなく聴講頂ける内容になっております。少しでもご興味を持って頂けたのなら是非ご参加下さい!


《関連リンク》
笹塚薬局
研究会に参加できなかった方に朗報!
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