生態生薬学の植物観察会
生態生薬研究会初の野外研修となった植物観察会は、とても有意義な一日となりました。
前日までの不安定なお天気から一変して五月晴れに恵まれ、植物園散策日和となりました。
参加していただいた皆様は、頭にも身体にも、とてもいい運動になったのではないでしょうか?
植物観察は生態生薬研究会の本分ともいえる活動になります。実際に植物の生態を触れることによっていろいろなことがわかってくるのです。
小石川植物園に入ってすぐのところにある大きな樹木を前に早速、笠井先生の講義が始まりました。なぜ木が大きくなるのか?なぜ低い木があるのか?なぜ枝が伸びるのか?
植物の進化も生態を知るうえで重要なファクターなのです。
小石川植物園には薬草園があり、生薬となる植物を観察することができます。写真では木賊(トクサ)の解説しているところです。
当帰やセンキュウ、麻黄、防已、牡丹など多くの薬草があり、中でも笠井先生が生態生薬学を始めるきっかけとなった半夏のお話は特に盛り上がりました。
この時期は芍薬や花独活が綺麗に花をつけていましたよ!
今回は日本庭園でレジャーシートを広げ、お弁当のサンドイッチを皆さんで頬張りました。穏やかな陽気の中でのランチはピクニック気分にさせてくれます。
あちらこちらで楽しそうな笑い声が聞こえてきました。
植物園の博物館をバックに写真を撮って、午後も元気に植物観察をしてきました。
ぜひ、秋にも植物観察会を開催したいですね!
参加された皆様、お疲れ様でした。