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【第115回】生態生薬研究会(最終回)

生態生薬学まとめ Part3

第115回の生態生薬研究会はZOOMリモート講義をいたしました。
今回で約12年間続けてきた生態生薬研究会は最終回となります。


前半は生態生薬学の基礎となる熱エネルギーの代謝についてお話していただきました。
生物は生きていくためのエネルギーを得るために熱代謝を行います。余剰分の熱エネルギーが正常に代謝されないことによって病気になります。
人間は熱エネルギーの大半を皮膚蒸泄によって行っているので、水分代謝も重要になります。


後半は熱代謝が考えられていない西洋医学への問題点についてお話しいただいた後に、汎用処方である桂枝湯の生態生薬学的な解釈をしていただきました。
生薬が元来持っている生態に着目し、その力を薬効として得ようと考えているのが漢方処方であると捉えます。その観点から桂枝湯に処方されている生薬を1つずつ丁寧に解説していただきました。


12年という長期間講師をしていただいた笠井先生には心より感謝申し上げます。
そして研究会をご聴講いただいた皆様、ありがとうございました。


生態生薬研究会では教本として「生薬単」と「傷寒雑病論」を使っています。
下記関連リンクサイトから購入が可能ですのでご利用ください。

《関連リンク》
笹塚薬局
傷寒雑病論(たにぐち書店)
生薬単(丸善雄松堂)
研究会に参加できなかった方に朗報!
今までの生態生薬研究会の模様をDVD化して販売いたしております
ご都合により参加できなかった方やもう一度講演を聞きたい方は是非ご購入下さい。
DVDの購入はこちらからお申し込み下さい。

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