生態生薬学における痰飲咳嗽病編
第102回の生態生薬研究会は会場とZOOMリモート講義の同時開催をいたしました。
前半は痰飲咳嗽病編の考え方を解説をしていただきました。
痰飲咳嗽病は水毒症状であるので、笠井先生の最も得意とされている分野の一つです。条文を丁寧に解説していただき理解が深まったことと思います。
処方解説も苓桂朮甘湯の1つだけ解説していただき、続きは来月以降となりました。
後半はミトコンドリアと代謝についてご説明頂き、エネルギー生産にTCA回路と解糖系があることをご説明頂き、酸素を得てゆっくりとエネルギーを作るミトコンドリアに対して、酸欠でミトコンドリアがエネルギーを作れなくなると体の緊急措置として解糖系が動き出し、これが続くことでガン化していくことを講義されました。
生態生薬研究会では教本として「生薬単」と「傷寒雑病論」を使っています。
下記関連リンクサイトから購入が可能ですのでご利用ください。
生態生薬研究会は初めてのご参加でも楽しく聴講頂ける内容になっております。ご興味が御座いましたら是非一度、生態生薬研究会へお越し下さい!
- 《関連リンク》
- 笹塚薬局
- 傷寒雑病論(たにぐち書店)
- 生薬単(丸善雄松堂)