生態生薬学における循環器の考え方 Part2
平成24年7月8日、循環器をテーマに生態生薬研究会が開催されました。
6月下旬にユピックス社員2名が中国雲南省文山へ視察旅行に行ったこともあり、研究会が始まるまでの間、その模様をDVDで上映していました。参加された 皆さんは興味津々でご覧になられていたようです。また、当日は雲南土産のプーアル茶をお出ししたところ大変好評をいただきました。
さて、今回の講演内容は前回に引き続き循環器疾患についてです。生態生薬学の考え方で循環器を捉え、実際の処方を解説していただいたので、より実用的なものとなりました。
最初は循環器疾患の証についてのお話でした。循環器疾患は初期~慢性にかけて4つの証に分けて考えるとわかりやすいようです。
三七人参証の解説もありましたよ!三七人参がどの証に分類されるかは講演を聞いてのお楽しみです。
それぞれの証の症状には特徴があり、その症状に効果的な生薬が配合された漢方薬を使うことが重要です。そうすることによって、漢方薬の処方選択が絞れることや、致命的な処方ミスがなくなることが説明されました。
これは薬局・薬店の先生方にはすぐに使える情報として、面白く聞くことができたのではないでしょうか?
実用処方解説では生薬の組み合わせの違いで、同じ証でも目標が全然違うことなどがわかりました。
実用処方では間違った使われ方の例などもあげられました。なぜ間違っているか生態生薬学ならではの説明もあり、なるほどと納得しました。
2月から始まった生態生薬研究会も今月で数えて第6回です。1月のオリエンテーションを数えると7回開催されました。
来月はお休みで一区切りつくということもあり、これまでの研究会の参加回数でささやかながら上位の方を表彰させていただきました。
全7回のうち6回参加された方々には中国雲南省土産の【三七人参酢】をプレゼント。
そして、パーフェクト参加の折原様には三七人参酢の他に【プリザーブドフラワー】と【紅茶】をプレゼントさせていただきました。
プレゼンターはもちろん笠井良純先生です!
さらに、研修会終了後は近くのカフェショップでランチをしながらの懇親会を行いました。10人ほどの参加でしたが1つのテーブルを囲んでとてもお話が盛り上がっていました。
研修会ではなかなか聞けないことも、懇親会では色々と聞くことができたのではないでしょうか?
8月はお盆休みとなります。
次回は9月9日で、テーマは【生態生薬学における頭痛の考え方】を講演予定しています。お楽しみに!
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