生態生薬学における風邪薬の考え方 Part2
平成24年3月11日、東日本大震災発生からちょうど1年となる日が第2日曜日となり、『第2回生態生薬研究会』が開催されました。暦の上では春ですが、まだまだ肌寒い日が続く中、多くの方に参加していただきました。
今回のテーマは前回に引き続き『風邪薬』でした。前回の時間内に話し切れなかったことをメインにお話していただきました。もちろん笠井先生のお話はそれだけではなく、思わず「なるほど」とうなずいてしまういうお話しがありました。
さて、最初の30分間は生態生薬学の基礎のお話です。『皮膚蒸泄の重要性』について講演されるのですが、笠井先生は毎回違うアプローチがあるので、いつも新鮮味のある面白いお話になります。
基礎編の後は5分の休憩を挟んで、本題の風邪薬の前に今までの講演での疑問や質問に対する解説をしていただきました。
この質問事項は参加された方だけでなく、DVDをご覧になった方からの質問もありました。わからないことや質問がある場合はそのままにせずに聞いて下さい。
後半は本題の風邪薬についてです。汎用性の高い「葛根湯」と「小青竜湯」について詳しく解説していただきました。もちろん生態生薬学的な見地からの解説です。風邪薬を組成する生薬の生態を考察することによって、その風邪薬の特徴が面白いようにわかります。
今回の講演も内容盛りだくさんでした。時間も少し押し気味でしたが、参加された方はいかがだったでしょうか?
次回は今までの講演で何度も登場している生薬「柴胡」にスポットを当ててお話をしていただきます。
お楽しみに!
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