生態生薬学における太陽病中編 PART2
先月はお休みを頂いた為、2ヶ月ぶりの開催となった生態生薬研究会。ずっと雨が続いていた9月でしたが漸くお日様の笑顔も見え、更に皆様の御支援も頂き、この日の研究会も元氣に始まりました!
実物の生薬解説として桂枝をお考えだった笠井先生。しかし残念ながら桂枝が入手出来なかった事と、久しぶりの研究会なので基本に帰ったお話をしたいと云う思いから先ずは皮膚蒸泄について語って頂きました。
「人間は肉で出来ている焼却炉です。燃やす熱量が多ければ自分自身が焼き肉になってしまいます。体の中で一番大切な事は“出入”や“出納”と云う言葉にある様に、物の出し入れには必ず“出す”事を先に考えなければなりません。排泄する事が何よりも大事なのです」と話す笠井先生。学校の焼却炉を例えに使い、冷えと酸素の関連性をとても分かりやすく解説頂きました。
その後のお話も。
「皮膚疾患を治そうと思うのなら患部を治そうとするのではなく、そこに集まっている熱を分散させなければ良くならない」「偏在している熱や冷えを分散させれば体の不調は解消されるんです。それを言っているのが傷寒論なのです」と云ったお話が続いていきました。
後半は時間の関係で、前回語り尽くせなかった太陽病中編の続きをお話頂きました。
と、その前に。前半パートで説明しきれなかった甘草湯と桔梗湯について更に掘り下げたお話を頂きました。ここから笠井先生の講義はヒートアップ!
乾姜と生姜の作用の違いについて。生姜瀉心湯に乾姜と生姜の二味を加える理由。江戸時代に使っていた桃花湯について等々。
メインテーマである太陽病中編の前に、多くの漢方テクニックを伝授して頂きました!
おまけ。
笠井先生のお話の前に、ユピックス社員が先月末に行ってきた営業合宿の報告をさせて頂きました。営業合宿と云う名目ですが、その内容はどんなお仕事にも通じるもの。
講演のお時間を少し頂いて、営業合宿で学んできた人生においての目的・目標の捉え方。感謝の氣持ちの反芻法。営業合宿で実際に行ったプレゼンテーションの模様などをお伝えさせて頂きました。
皆様も用紙をプリントアウトし自分を支えてくれている人達へ、感謝の想いを書き込んでみて下さい。
書き終えた時はきっと、心が洗われた様な氣持ちになれる事をお約束致します!
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