生態生薬学における金匱要略の考え方編
先月は、台風19号の影響で事前に中止の判断をさせていただきました。開催日予定日でありましたの13日は朝から台風一過の天気となりましたが、ご存知のように各地で大きな被害が残り、公共交通各社も昼過ぎ迄運休を余儀なくされていたので、賢明な判断でありました。【第74回】生態生薬研究会は、2ヶ月ぶりの開催となりました。当日は、午後3時から、天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」が行われる為、朝からヘリコプターが空を舞い、警察車両も忙しく行き交う中での開催となりましたが、気持ちよく晴れ上がった天気は、まるで天皇陛下の即位を祝っているようでありました。
今回は、研究会に初めてご参加頂いた先生もおられましたので、前半は皮膚蒸泄の基本的な考え方を笠井先生より、改めて解説をしていただきました。皮膚蒸泄が機能していない方は、自ら内包した代謝熱が原因で病気となっていることの問題、症状の出る臓器と密接に関わっていることを解説いただきました。
後半は金匱要略の考え方に基づき、痙湿暍病の定義を病気の発生原因と、西洋医学的な判断と処方が正しくないことを、水分代謝と、熱処理の皮膚蒸泄から診る、生態生薬学的なアプローチから解説いただきました。また最近発表されたてんかん発作の原因や、パーキンソン病の発症と、脳内の「黒質」と呼ばれている血管の少ない部分の代謝熱との関連も解説頂いております。興味を持たれた方、お聞き逃しになられた方は是非DVDをご覧ください。
休憩時間内では、先月実施した冬虫夏草『仙壽』キャンペーンのハガキ応募による抽選会を予定通り開催いたしました。『仙壽シート』6店、『仙壽生エキス』4店の当選店が厳正なる抽選で決まりました。当日参加頂いた先生にも、それぞれ当選するなど盛り上がりました。
写真は上から抽選会の模様、『仙壽シート』が当選された先生、『仙壽生エキス』が当選された先生です。おめでとうございます。
生態生薬研究会では教本として「生薬単」と「傷寒雑病論」を使っていますので、ご持参ください。
下記関連リンクサイトから購入が可能ですのでご利用ください。
生態生薬研究会は初めてのご参加でも楽しく聴講頂ける内容になっております。ご興味が御座いましたら是非一度、生態生薬研究会へお越し下さい!
- 《関連リンク》
- 笹塚薬局
- 傷寒雑病論(たにぐち書店)
- 生薬単(丸善雄松堂)