生態生薬学における厥陰病編 Part2
7月中旬に開催されましたが、まだ梅雨明けには至らず生憎の雨模様の中でお足元が悪い中、参加予定の方々は欠席されることなく皆さん参加していただきました。
前回の講義で厥陰病の定義についてお話しいただいたので、それに基づいた適応処方についての解説をしていただきました。前半は「烏梅丸」「当帰四逆湯」「当帰四逆呉茱萸生姜湯」について解説でした。
代謝熱量が乏しくなった厥陰病に対しての処方は熱と水のただ代謝させてやればいいわけではありません。処方された一つ一つの生薬がどのように働くのか詳しく解説してくださいました。
後半の処方解説は「麻黄升麻湯」「乾姜黄連黄ゴン人参湯」「白頭翁湯」を開設していただきました。
これで厥陰病の適応処方解説は終了です。傷寒論を学ぶと六病位の太陽病~厥陰病だけで済ませてしまいがちですが、今回の講義でも少し触れている傷寒霍乱病が次回からの講義になります。
次回からは教本として「生薬単」と「傷寒雑病論」を使います。ご持参ください。下記関連リンクサイトから購入が可能ですのでご利用ください。
生態生薬研究会は初めてのご参加でも楽しく聴講頂ける内容になっております。ご興味が御座いましたら是非一度、生態生薬研究会へお越し下さい!
- 《関連リンク》
- 笹塚薬局
- 傷寒雑病論(たにぐち書店)
- 生薬単(丸善雄松堂)