今年最初となる生態生薬研究会を恒例の第2日曜日に開催致しました。年明けの研究会は新年会も兼ね、イタリアンレストランを貸し切って開催しております。しかも当日はバレンタインデー。
そんな特別で記念すべき第40回生態生薬研究会が始まりました!
今回が初参加となる先生数名にもお越し頂き満席の中、笠井先生には柴胡剤を軸に解説して頂きました。
「“季肋部が硬い”というのが柴胡剤を使う目安だと皆さん知っていますでしょう。今日の一番の肝は横隔膜です。この横隔膜模型で白い風船が食道。赤い風船が腹部大動脈。青い風船が腹部大静脈だと思って下さい。進化の過程で、横隔膜は呼吸器系と消化器系を区切って分けているのです。区切る理由。それは断熱の為なのです」
ここから先は熱エネルギーの仕組みを交えつつ柴胡証、横隔膜、血熱と展開していきます。生態生薬学だからこそ聞ける話が、この日もたくさん詰まっていました。
更に、笠井先生プロデュース“漢方スパイス椒”についても熱く語って頂きました!
「椒は多くの方に使って頂きたい漢方香辛料です。なぜかと言ったら。店頭にいらっしゃる多くの方は、お肌が冷たい。お肌が冷たかったら、皮膚蒸泄は止まってしまいます。皮膚を温めてくれるものは香辛料ですから、スパイスを摂る事をお勧めして頂きたいのです」
日常の生活で香辛料を意識して摂るだけでも、冷え問題は解決に向かうとお話されていました。
講義後はお料理を囲んでの新年会です。とても美味しいイタリアン料理が豊富に揃っているので、神田界隈では超有名店なキッチン・イシガキさん。
普段のエッサム神田ホールとは大きく環境を異にし、和んだ雰囲気ならではの御話が多く飛び出しておりました。そんな実りある有意義なひと時はあっと云う間です。
「毎月の生態生薬研究会をキッチン・イシガキさんで開催して欲しい!」と云う冗談も上がり熱気冷めやらぬ中で終わりとなった生態生薬研究会と新年会。
美味しい料理の数々に、皆様の舌鼓が鳴り響いておりました!
(バレンタインデーと云う事で、オーナー様のご厚意によりスペシャルデザートを出して頂きました!!)
おまけ。
ご参加頂いた先生方へ、弊社から当日ささやかなバレンタインプレゼントをお渡し致しました。
「完熟赤梨ジャム」「バラエティー紅茶パック」そして生態生薬研究会でもお話頂いた「漢方スパイス椒」のスペシャルセットです!
中世貴族が楽しんだ様に薫り立つ紅茶へジャムを加えて、椒を振りかけお召し上がり下さい。
心も体も温まる紅茶をどうぞ!
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