泌尿器に現れる病症と適応処方 Part3
6月に入ってすぐに梅雨入り宣言が出て、当日も雨。外は鬱陶しい天気でしたが生態生薬研究会の泌尿器疾患と適応処方の最終回講義は初めての方も数人迎えての充実した内容の講義となりました。
前半は初めての参加者もいるので、生態生薬学の基礎ともいえる皮膚蒸泄の重要性についての講義から始まりました。
生態生薬学における泌尿器疾患の考え方は代謝熱を基準に考えます。
西洋医学で様々な病名がついている泌尿器疾患は実は全て代謝熱の停滞から始まっているにもかかわらず、西洋医学では代謝熱の概念がないことをご存知でしたか?
後半は漢方処方の解説です。
代謝熱が身体のどの部位にどのように停滞するかによって様々な症状が起こり、それを改善する生薬を選ぶことによって皮膚蒸泄が正常化し病症が改善することを学びました。
漢方処方を全て覚えなくても生薬の生態を知ることで、色々な症状に応用して使えることを知ることができたことでしょう。
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